5.ロッグキャビン棟上げ(火の消えた暖炉)
 
 



1875年 ケンタッキー州・204cm×195cm  シルク・ベルベット

ロッグキャビンは家を建てる時のロッグ(丸太)を重ねていく方法をイメージしたものです。ロッグキャビンは真ん中が赤い(燃えている暖炉)のが特徴ですが、このキルトの真ん中が黒いのは、御主人が亡くなられた未亡人の家の火が消えた暖炉にたとえています。未亡人が亡くなった御主人の大切な遺品である洋服やネクタイ等をキルトビーの人達に託し依頼した珍しい作品です。数多くの良き日の思い出を縫い込んだ細やかな作品は、未亡人の想いを受けた作り手の真心が伝わってきます。

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